2年くらい前から使用している外付けHDD。パソコンのデータを外付けHDDに移動した。
あとからHDDの中を見てみると移動したはずのデータが無くなっていた。
パソコンから切り取りをして移動してしまったため、パソコンにも残っていない。データ復旧をお願いします。

専用の診断機器で見てみたところ、HDDの円盤状の記録面に読み書きができない部分が確認されました。そのため、軽度の物理障害であることがわかりました。
不良セクタの部分に書き込みを行ったことによる、データの損失が原因と思われます。

機材による復旧を行った結果、90%以上のデータ復旧に成功しました。

まず消えてしまったデータを探すためにも、HDDに対してのスキャン作業を行います。
負荷が非常に高いので、障害が起きてないHDDだとしても障害が発生する可能性があるため、クローン作業を行い、作業用にクローンを行ったものに対してスキャンをかけて、データの取得を行います。

今回HDDをお預かりし、データの納品まで担当いたしました。重要な契約書類が消えてしまい、紛失してしまうということで、データ復旧をお願いしたいとお客様よりお話をお伺いしました。
HDD自体に障害がないか、診断ツールでチェックを行います。 問題がなければ、そのままスキャンをかけてもいいのですが、 HDD自体に負担がかなりかかるので、状態を見つつ作業用HDDに 元のHDDと全く同じクローンを作成します。作成したクローンHDDにデータスキャンをかけて、データが出てくるかチェックを行います。
数種類あるスキャンツールでスキャンを行った結果、データがまだ 出てこず、お客様に少しだけお時間を頂けるか確認を行い、了承を頂きました。
最も強力なスキャンツールを使用してなんとか出るかどうかと作業を行いましたが、やはり強力なものであるためだいぶ時間がかかりました。
スキャン完了後の結果をみると、消えてしまったデータがなんとか出てきているようでしたので、お客様に確認のご連絡を行い、仮取得を開始しました。
取得完了後に、データのリストを作成してお客様に確認をして頂きましたが、重要データは出てきているのでお願いしますとご発注を頂きました。
その後、ご入金ののち、データコピーを行い、納品という流れとなりました。

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